Vol.11 フィリピンカンムリワシ Philippine Serpent-eagle(Spilornis holospilus)
2022.06.16
ミンダナオ島で撮影。黒っぽく顔が違う感じがする。
上面から見てもカンムリワシとの違いは少ない
翼の白帯が細い。
<分布など>
フィリピンのルソン島、ミンダナオ島を中心としてパラワン島以外に生息している。海抜2,500mから低山の水辺の森や山麓、耕作地を含む開けた場所、林縁を好む。成鳥は生息域内で移動することが少ない。推定10,000羽と考えられており、「低危険種(LC)」とされている。生息地の破壊が進んでいるため、個体数の減少が疑われている(Ferguson-Lees and Christie 2001)。
<分類>
Spilornis holospilus(本種)はSpilornis cheela(カンムリワシ)の亜種として扱われていることが多いが、バードライフ・インターナショナルとFerguson-Lees, James and Christie, David A. (2001) によって種分化しており、IOCでも種として扱っている。
<渡り>
渡りは行わないとみられる。
<飛翔形>
私も1度しか観察したことが無いが、カンムリワシとの違いはほとんどわからなかった。飛翔形もほぼ一緒であると私は思った。Fingersは7枚。