Vol.5 アカアシチョウゲンボウ Amur Falcon (Falco amurensis)

2021/12/12 (日)

雄成鳥 色が美しい

雄成鳥 色が美しい

幼鳥 縦斑はチョウゲンボウの仲間で良く見られる

幼鳥 縦斑はチョウゲンボウの仲間で良く見られる

雄若鳥 縦斑が残る

雄若鳥 縦斑が残る

韓国北西部 この日は数百が鷹柱を形成していた

韓国北西部 この日は数百が鷹柱を形成していた

<分布など>
 中国北東部、北朝鮮あたり、ロシア南東部に広く分布する。ジンバブエ、ボツワナ、南アフリカなどで越冬する。個体数が多い為に渡りの時期には繁殖地と越冬地の間で多数目撃される。個体数は100万個体ともいわれるが、近年では30万~50万個体(2015年)と推定されている。その昔は狩猟などにより急速に減少したらしいが、近年は狩猟報告が無く、個体数は安定していると言われている。これらの理由から「低懸念(LC)」とされている。

<分類>
 亜種は分けられていない。

<渡り>
 大規模な渡りを行う。繁殖地から越冬地の間で多数記録される。全推定個体数が50万羽に達することから、特にユーラシア大陸沿岸部などでは観察記録が多い。特にインドのナガランド州では12から14万羽が観察される。日本では各地で少数の記録があり、長崎県では毎年記録される。しかしながら、繁殖地の関係で渡りのルート上に日本が該当しないことから、少数の渡りが確認されるにすぎない。私は10月下旬に韓国北西部の島嶼で500羽程度の渡りを観察したことがある。

<飛翔形>
 飛翔形は日本で見られるチョウゲンボウと大して変わりはない。空中で捕食する姿などはチゴハヤブサに大変近いものがある。